SSブログ
コマンド ブログトップ

scpコマンド [コマンド]

SSHを利用して安全にファイルをコピーする方法です。
下記コマンド例は、公開鍵認証の設定を実施した後の例になります。

■クライアント側にあるファイルをLinuxサーバにコピーする場合

$ scp -i <秘密鍵のファイルパス> <ファイル名> <ユーザ名>@<IPアドレス>:<コピー先ディレクトリ>

<秘密鍵のファイルパス> : 秘密鍵(id_rsa)のファイルパス
<ファイル名> : クライアント側にあるコピーしたいファイル名またはファイルパス
<ユーザ名> : Linuxサーバのアカウント
<IPアドレス> : LinuxサーバのIPアドレスまたはホスト名
<コピー先ディレクトリ> : Linuxサーバ側のコピー先ディレクトリ名

■Linuxサーバ側にあるファイルをクライアントにコピーする場合

$ scp -i <秘密鍵のファイルパス> <ユーザ名>@<IPアドレス>:<ファイル名> <コピー先ディレクトリ>

<秘密鍵のファイルパス> : 秘密鍵(id_rsa)のファイルパス
<ユーザ名> : Linuxサーバのアカウント
<IPアドレス> : LinuxサーバのIPアドレスまたはホスト名
<ファイル名> : Linuxサーバ側にあるコピーしたいファイル名またはファイルパス
<コピー先ディレクトリ> : クライアント側のコピー先ディレクトリ名

[本]オススメの書籍

Linux教科書 LPICレベル1 Version4.0対応

Linux教科書 LPICレベル1 Version4.0対応

  • 作者: 中島 能和
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2015/06/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



タグ:Linux Command
nice!(0)  コメント(1567) 

Brace Expansionの利用 [コマンド]

後輩から教えてもらったBrace Expansion(ブレース展開)のお話しです。

例えば、/tmpの下のファイル(test)をバックアップ(コピー)したい場合、カレントディレクトリがどこであろうと1回のコマンド操作でバックアップを取る操作が可能になります。

ファイルをコピーしたい場合、通常は下記の通りの操作をしますが、
$ cd /tmp
$ cp -p test test.org

下記の通りBrace Expansionを使って操作した場合、カレントディレクトリが/tmp以外でもチェンジディレクトリ(cd)なしでコピー(cp)操作ができるようになりました。
$ cp -p /tmp/test{,.org}

実行結果は、下記の通り/tmpの下にtest.orgが作成されました。
$ cd /tmp
$ ls
test test.org

コマンド操作が減り、とっても便利なのでよく利用するようになりました。

タグ:Linux Command

Linux のパイプ機能 [コマンド]

パイプ (|) は、コマンドの標準出力 (ディスプレイに表示される内容) を、他のコマンドの標準入力 (キーボードで入力した内容) に渡して実行したいときに使う演算子です。
command1 | command2

たとえば、ls の結果から「D」の文字がついた結果だけを出力したいといったときは、ls コマンド パイプ grep コマンドと使います。
$ ls | grep 'D'

(例)
$ ls
AAA BBB CCC DDD ABCD
$ ls | grep 'D'
DDD
ABCD

[本]オススメの書籍

Linux教科書 LPICレベル1 Version4.0対応

Linux教科書 LPICレベル1 Version4.0対応

  • 作者: 中島 能和
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2015/06/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



タグ:Linux Command

Linux のリダイレクト機能 [コマンド]

リダイレクト機能とは、デフォルトの入力元や出力先を切り替える機能です。デフォルトの入力元はキーボード、デフォルトの出力先はディスプレイになっていますが、たとえば出力先をディスプレイからファイルに切り替えたい場合に使います。よく利用するものを下記に記載します。

■標準入力
入力元の内容をコマンドへ送る
$ command < 入力元
(例)
$ cat file-in
abcxyzdefg
hijklmnopq
rstuvwxyz

$ grep 'xyz' < file-in
abcxyzdefg
rstuvwxyz


■標準出力 (上書き)
コマンドの結果を出力先に書き込む
$ command > 出力先
(例)
$ echo abcdefg > file-out
$ cat file-out
abcdefg


■標準出力 (追記)
コマンドの結果を出力先に追記する
$ command >> 出力先
(例)
$ echo hijklmn >> file-out
$ cat file-out
abcdefg
hijklmn


■標準エラー出力
コマンドのエラーを出力先に書き込む
$ command 2> 出力先
(例)
$ ls abc
ls: cannot access abc: そのようなファイルやディレクトリはありません

$ ls abc > file-err
ls: cannot access abc: そのようなファイルやディレクトリはありません
$ cat file-err
(出力なし)

$ ls abc 2> file-err2
ls: cannot access abc: そのようなファイルやディレクトリはありません
$ cat file-err2
ls: cannot access abc: そのようなファイルやディレクトリはありません


■標準出力と標準エラー出力
コマンドの結果とエラーを出力先に書き込む
$ command > 出力先 2>&1
(例)
$ ls abc
ls: cannot access abc: そのようなファイルやディレクトリはありません

$ ls abc > file-out2 2>&1
$ cat file-out2
ls: cannot access abc: そのようなファイルやディレクトリはありません

[本]オススメの書籍

Linux教科書 LPICレベル1 Version4.0対応

Linux教科書 LPICレベル1 Version4.0対応

  • 作者: 中島 能和
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2015/06/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



タグ:Linux Command
コマンド ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。